2017年9月26日火曜日

アニメは誰のものか?

今年最大ヒットしたテレビアニメ
「けものフレンズ」は当然ながら
続編が制作されることが決定され
ました。もともとこのアニメは
他のテレビアニメと比べると
少数精鋭で制作していたのですが
その中心人物である監督のたつき氏
の辞任ツイートでネットが大荒れに
なっているようです。

「突然ですが、けものフレンズの
アニメから外れる事になりました。
ざっくりカドカワさん方面よりの
お達しみたいです。すみません、
僕もとても残念です」とツイート
されるや、「たつき監督を辞めさせるな」
とネット署名が一夜で2万人超え、
「ニコニコ動画のコメントが大荒れ」と
ヤフートップニュースになっています。

コジンマリとつくっていたアニメに
予算をつぎ込めるようになったので
大きなところに発注しようとした
カドガワが作品のファンからバッシング
を浴びたのです。

「けものフレンズ」はそもそも
ツイッターなどのネットから話題となり
人気がでた作品です。
監督をしていた、たつき氏自身も
ツイッターでファンとコミュニケーション
をとり、最終回のあとも2作品の
短編作品をユーチューブにアップさせて
放送終了後も、ファンを楽しませて
くれています。
たつきが作っても次の「けものフレンズ」
のクォリティが下がらないか心配している
ファンからすれば、「たつきがつくらない
けものフレンズ」はあり得ないのです。

今回の騒動は、アニメは作られたものを
見る時代ではないことを暗示させます。
アニメは誰のものか?
作る側はそろそろ意識する必要が
あるようです。